これって浮気?見逃したくない浮気・不倫の兆候やサイン
不倫は「文化」なんかではない!?早目に断ち切って人生を取り戻すための思考法
不倫はいけないこと!
「不倫」と聞くと、何かいけないことをしている、けれども止められない、そんなあやしい響きを持ちます。まるでドラマのような、ドキドキした雰囲気を想像してしまうかもしれません。けれども考えてみて下さい。不倫は、やってはいけないことなのです。もし不倫の果てに結ばれたとしても、誰が一体祝福してくれるでしょうか。
今回は、筆者の経験したエピソードを通して、不倫がいかに無意味であるかについてお話ししたいと思います。
引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/838158?title=%E7%B8%81%E5%88%87%E3%82%8A2 -不倫とは、「縁」を切りましょう!
若い時代を不倫に費やしたAさんの話
筆者が新卒で入った会社の同期であるAさんは、ショートヘアが特徴的な女の子。聡明でかわいらしく、また、見た目とは裏腹に頭の良い子でした。当然、同期入社のメンバーの中でも、かなり目立っていました。どちらかと言うと男好きのするタイプだったので、最初はあまり気が合わないかなと思ったのですが、意外と本人はさばさばした人でした。この人なら仲良くなれそう、と私はひそかに思っていました。
Aさんと私は偶然にも同じ部署へ配属されることになり、研修や業務を通して、少しずつ親しくなっていきました。彼女は物覚えが早く、仕事も出来る人だったので、そのルックスのかわいさも手伝って、部署内では目立つ存在となりました。
いつ始まったかは具体的には分かりませんが、入社した翌年から、AさんとB係長が話している時、何だか近寄りがたい雰囲気を感じるようになりました。B係長は30代後半で妻子持ち、決して顔はかっこよくはありませんが、日焼けしたスポーツマンタイプの男性でした。また、仕事も出来る人だったので、女性社員からは人気がありました。
2人の何となく近寄りがたい雰囲気について、私は特に気にもしていませんでした。Aさんの方からも、仲のいい私に特に何も言ってこなかったからです。しかし、社内では、2人が付き合っているらしいといううわさが流れていました。私はそこでも、まさかAちゃんが、と思っていたので、噂はデマだと思っていました。彼女のことを良く思っていない年上の女性社員もいたので、彼女が嫌がらせで流したんだろうと思いました。
ところが、噂は本当だったのです。それはうわさが流れてから半年ほどたった頃でした。ある日、Aさんに「相談したいことがある」と言われて会社帰りにファミリーレストランに一緒に行きました。そこでB係長との仲を初めて打ち明けられたのです。私は、驚いたというよりは、胸の中にあったつかえが、すとんと落ちたように納得できました。
上司と不倫している若い女性社員、という話はインターネットなどで良く見ます。ですが、まさか自分のすぐ近くで起こるとは思いもしませんでした。Aさんによると、B係長から誘ってきたようでした。飲み会の帰り道が一緒だったので、途中まで一緒に帰ったのですが、B係長が、酔っぱらったので水が欲飲みたいと言ったため、Aさんはアパートに彼をあげたそうです。その後どうなったかは、もう予測は付きますよね。
Aさんにとって予期しなかったこととは言え、その後彼女はすっかりB係長に夢中になってしまったようです。それは、彼女自身、若くて恋愛の経験が少なかったこともあるかもしれません。Aさんは、B係長との将来を本気で考えていました。当時若くて人生経験がなかった私も、彼に夢中な彼女に何もアドバイスは出来ず、ただ話を聞くだけでした。
Aさんによると、会うのは大抵月曜日と木曜日の週2回(会議もないので予定が調整しやすいらしいとか)、場所は専ら彼女のアパートだそうです。B係長は人目を気にしながらアパートにやってきて、真夜中まで過ごして帰っていくそうです。
不倫と言う関係上、外で会うことは出来ませんでしたし、何よりB係長が嫌がる、とのことでした。奥さんに怪しまれるので、Aさんにはニオイのきつい化粧品や香水などは使わないで、と言っていたようでした。ばれない為のガードは、かなり徹底していたようです。
しかしAさんの我慢はそこまで続かなかったようです。彼女も、大好きな彼と堂々と外を歩いたり、休日に出かけたり、友達に紹介したりしたかったのですが、不倫なのでそれもかないませんでした。ついに、社内でB係長と大喧嘩をしてしまいました。B係長にとっては遊びのつもりでも、Aさんにとってはそうではなかったのです。
その後Aさんは体調を崩して半年ほど休職した後、会社を辞めました。仕事の出来る人だっただけに、残念でなりません。現在は、復帰のため派遣社員として、同業他社で働き始めたということです。一方B係長はと言うと、上層部からかなりのお咎めがあったものの、元々有能な人物。配置転換もなく、人手も少ないので、現在も同じポジションに就いています。会社の方も、AさんとB係長を天秤にかけていたようでした。Aさんのキャリアは、不倫によって大きく傷ついたと言ってもいいでしょう。
先日久しぶりにAさんと会ったのですが、正直驚いてしまいました。あのかわいらしかった頬のふくらみが、まるで10歳も老け込んだかのようにげっそりしていました。透明感のあった肌も、水分を失ってカサカサしていました。まるで「不倫」という魔物に、生命力を吸い取られたかのようでした。これが不倫の代償かと思うと、何だか複雑な気持ちでした。
私は今後Aさんと頻繁に会うことはないでしょう。彼女は20代前半~中盤という、一番若さを謳歌できる時期を、「不倫」に費やしてしまったのでした。その時間は二度と戻ってきません。私は、彼女には次こそいい恋をして、幸せになってほしいと、心から思います。
そんな矢先、B係長の奥さんが妊娠したという報告を聞きました。上の子と8歳離れていて、ようやく授かった第2子だそうです。私は、単純に祝福することさえできませんでした。のうのうと人生の幸せを享受している彼とAさんを比べてしまい、不倫がもたらす理不尽さを感じずにはいられませんでした。
不倫は結局何をもたらした?
このお話を読んでどう思いましたか?相手に奥さんがいる場合、Aさんの立場の人は、最終的に不幸にしかなりません。もしあなたが今不倫をしている、もしくは知っている誰かが不倫をしているのならば、断ち切る方向に持って行く、又はそのようにアドバイスすべきだと思います。
AさんはB係長との将来を夢見ていたようですが、不倫の果ての将来とは一体何でしょう。仮にもしB係長が奥さんと別れてAさんと一緒になったとしても、その先には慰謝料や養育費の支払いといった、目の覚めるような厳しい現実が待ち受けています。果たしてそうまでして、不倫相手と一緒になりたいでしょうか。略奪愛の末に結ばれた2人を、素直に祝福できますか?
また、ここでB係長の奥さんに不倫がばれたらどうでしょう。B係長は、その不貞行為によって、Aさんだけでなく、奥さんにも深い心の傷を負わせることになるのです。そして、いったん裏切られた信頼を取り戻すことは非常に困難です。不倫をしても誰も幸せにならないということがお分かりいただけたでしょうか。
B係長から話は聞いていませんが、もしかしたら彼の方も本気だったのかもしれません。でも、彼には帰るべき場所があり、守るべき「家族」という強い存在がありました。そう、いくら外で不倫をしていても、結局大事なのはその「家族」と言うお城。それを一度築いてしまった以上、よっぽどでない限り、自分から壊すことはしないでしょう。
なんだかんだ言っても、結局男性は自分が築いたお城に戻っていくものなのです。その際、犠牲にされ、切り捨てられるのは、不倫のパートナーの方なのです。いくら美人で魅力的でも、そのお城を崩すことは難しいでしょう。
不倫を断ち切る考え方
Aさんの話を聞いて、理不尽だと思いませんでしたか?そう、不倫とは、理屈では説明できない人間の感情が入り混じっているからこそ、いけないと分かっていてもやってしまうのです。
しかし、一方で、大切なパートナーのこと、又は、将来出会うかもしれない大切な人のことを考えてください。あなたが不倫をしている、或いはしていた、という話を聞いて、喜ぶと思いますか?
今現在煮え切らない不倫をしている人には、どうか分かれる方向に考えてほしいと私は思います。理由は、これまで述べてきたとおり、誰も幸せにならないし、何も良いことをもたらさず、将来がないからです。時間はあっと言う間に流れます。不倫に時間をさいて、貴重な人生を無駄にしないでください。そして、当たり前のことですが、過ぎ去った時間は戻っては来ないし、やってしまったことを後悔しても遅いのです。
初めは辛いかもしれません。ですが、まずは断ち切る勇気を持ってください。それからは、時間がゆっくり解決してくれるでしょう。友達と会ったり、美味しいものを食べたり、運動で汗を流したりと、不倫じゃなくてもあなたの心を満たしてくれることは沢山ありますよ。どうか、不倫で視野が狭くなってしまっている方は、不倫以外で、少しでもあなたの心を充足させる方法を探してみて下さい。
この記事を読んでくださった方に、一歩踏み出す勇気を与えることが出来れば嬉しく思います。
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