カルトナージュで、お洒落で実用的な箱作りにチャレンジしてみませんか?
アクセサリーなどの小物や、裁縫道具といった細々した物を収納する際、あと少し幅が広ければなぁ、もう一箇所仕切りが欲しいなぁと思った経験はありませんか?
自分のイメージにピッタリのサイズの収納ケースを見つけるというのはなかなか難しいものですよね。そういう方におすすめなのがカルトナージュです。
■カルトナージュとは?
カルトナージュの発祥は?どんなものが作れるの?
カルトナージュは元々フランスが発祥で、基本的には厚紙を切って組み立て、好きな布を貼り付けた紙製の箱を作るというものです。自分の好きなサイズ、デザインのものを作ることが出来るため、小物収納はもちろん、メガネケースや救急箱、中にはスマホケースを作成する方もいらっしゃいます。
布以外にも素敵なデザインの包装紙や、マスキングテープなどを使用して作ることが出来ます。ラミネート加工されたものを使用すれば、水場でも使えるようになりますよ。
ちょっとした贈り物を入れるためのギフトボックスとして使用しても素敵ですね。
本場フランスでは、カルトナージュを利用した家具を作る方もいらっしゃいます。紙の素材や仕立て方を工夫すれば、かなり丈夫な物に仕上げることも可能です。
エコで経済的
カルトナージュは非常に自由度が高いことが魅力的ですが、何より安価で始められるというメリットがあります。特に特殊な道具や材料を揃える必要もないので、思いついた時にすぐ始められるのも人気の理由の一つと言えるでしょう。
日本では、牛乳パックを再利用したカルトナージュが有名ですね。中には図工の時間や、夏休みの工作などで、牛乳パックを使った箱作りをした方もいらっしゃるでしょう。
カルトナージュは、それを更に本格的にしたものです。牛乳パックを使って作ったとは思えないくらい立派で丈夫なものを作ることが出来ますよ。牛乳パックだけでなく、本来捨てるはずだった包装紙や布の端切れも再利用できるため、とてもエコで経済的です。
■実際に作ってみよう
必要な道具
カルトナージュに必要な道具は、ハサミやカッター、定規、糊、ある程度厚みのある紙、周りに貼る紙・布などです。丈夫で美しい仕上がりにするためには、厚紙を二重にする必要がありますので、厚紙は十分な量を用意しておきましょう。もちろん、牛乳パックでも構いません。
糊は木工用ボンドを水で溶いたものがおすすめです。刷毛があれば一気に塗りつけられるので、早くて仕上がりもきれいになります。
使用する生地や包装紙はどんなものでも構いませんが、物によっては下が透けてしまうものもあります。牛乳パックを使用した時など、ラベルがうっすら見えてしまうので注意が必要です。
やや厚みのある生地を使用するか、牛乳パックにあらかじめ無地のコピー用紙などを貼り付けてラベルが見えないようにしておくといいいでしょう。
箱を組み立てる際には『水張りテープ』というものがおすすめです。
通常のガムテープと違い、水で濡らすことで貼り付けることが出来るテープです。ガムテープやセロハンテープでも可能ですが、厚みが出たり、その部分にだけ生地が貼り付きにくかったりすることもあります。
作り方
まずは作りたい箱のイメージを固め、底面、周面、それぞれのサイズに厚紙を切りそろえます。更にもう一組必要です。こちらは箱の内側に貼り付け、丈夫でキレイに仕上げるためのものですので、紙の厚みを考慮し、数ミリほど小さめにカットしておきましょう。
展開図のようにするのではなく、一面ずつ切り取るのがポイントです。
厚紙より5mm~1cm未満ほど大きめに切った生地をボンドで貼り付けましょう。角の部分は斜めにカットして内側に折り込みましょう。外側の箱を組み立てる際、見えないように内側に水張りテープを付けていきます。
内側用の厚紙にも同様に生地を貼り付け、角を折り込んでおきます。
内側の箱は、側面から見栄えが良い方を見えるようにして、外箱に一面ずつ丁寧に貼り付けていきましょう。ボンドが乾くまで、洗濯バサミなどで外箱と内箱をしっかり挟んでおくと仕上がりもきれいになりますよ。側面が貼り終わったら最後に底面を貼り合わせて完成です。
【まとめ】
初心者の内は、まず好きなサイズの箱を作るところからスタートしてみましょう。ある程度慣れてきたら、蓋をつけたり、仕切りをつけたり、円柱型やハート型の箱にチャレンジしてみて下さい。上達するにつれて、アレンジの幅もどんどん広がっていくことでしょう。
上級者になると、引き出し付きのジュエリーボックスを作ったり、財布や名刺入れ、ステーショナリーセットなどの日用品を作ったりも出来るようになってきます。布に好きなデザインを刺繍して貼り付ける方もいらっしゃいますよ。
革製の持ち手を付けてみたり、蓋に取っ手や蝶番などの金具類を取り付けると、更に高級感のある仕上がりにすることも出来ますよ。
是非色々なアレンジに挑戦してみてくださいね。
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