カロリーってそもそも何だろう?多く含まれる栄養素とは?
1:ダイエットの目安になるのはやっぱり「カロリー」
私の体にそっと寄り添ってくれるぜい肉たちよ…立ち去れ!と念じたところで彼らは体から離れてくれません。いくら念じても脂肪は沈黙を保ち、それどころか仲間を呼び寄せることさえあります。こんなときに私達ができることと言えばダイエットなのですが、ダイエットについて一回考え直してみましょう。これまで色々なものを試してみてもなぜか失敗するダイエット、一度深く考えてみれば解決策が見つかるかもしれません。
ダイエットにおいて中心となる概念は「カロリー」です。カロリーというのは「1カロリーで水1グラムを1度上げることができる」という熱量の単位となります。10カロリーなら10グラムの水を10度から11度にできるといった具合で、1キロカロリーなら1リットルの水の温度を1度上げられるわけです。と言われても何が何だか…というのが正直なところかもしれません。もう少しこの点について見ていきましょう。
2:カロリー爆発!まさかの計測の仕方
食品表示で見ることができるカロリーの量というのは食品を爆発させて求められています。それを測る機械の名前はずばり「爆発カロリー計測器」というもので、食品サンプルを中で爆発(瞬間的に燃焼)させてその際に発生する熱量(カロリー)を量っているわけです。つまり「その食品を燃やしたところ発生した熱量」こそが食品表示に記載されているカロリーの正体なのです。
私達の体の中で熱に変換されるエネルギーの量が摂取カロリーと考えると絶食したら体温が0度になるかというとそういう訳でもありません。体温を保つために脂肪を消費したり筋肉を分解したりするようになるわけです。即身仏さんが骨と皮だけなのも頷けます。突然即身仏の話になりましたが、私達の体とカロリーの関係というのは結構入り組んでいたりするのです。次に栄養素とカロリーの関係について見ていきましょう。
3:カロリーにも種類がある
栄養素によってカロリーの量は異なったりします。代表的なものとしては以下の3つを挙げることができます。
・糖質:1gあたり4キロカロリー
・タンパク質:1gあたり4キロカロリー
・脂質:1gあたり9キロカロリー
あまり単位が小さいと良く分からないかもしれません。1000倍してみましょう。例えば糖質の塊は1キロで4000キロカロリー、タンパク質の塊も1キロで4000キロカロリーですが、脂質の塊は1キロで9000キロカロリーとなります。こうして大きな値となると脂質がいかにエネルギーの高い栄養素なのかが分かります。これを実際の食事として考えてみたときはどうでしょうか。
例えば30gのお菓子を食べるとします。このとき上で挙げた栄養素が公平に分配されている場合の合計カロリー量は以下のようになるわけです。
・糖質:10g×4キロカロリー=40キロカロリー
・タンパク質:10g×4キロカロリー=40キロカロリー
・脂質:10g×9キロカロリー=90キロカロリー
合計:40+40+90=170キロカロリー
ここで脂質が無く糖質ないしタンパク質、もしくはその両方だけで構成されたお菓子だった場合、その結果はこうなります。
・糖質orタンパク質:30g×4キロカロリー=120キロカロリー
もしこのお菓子を10個食べるなら、前者のお菓子は合計で1700キロカロリーとなりますが、後者のお菓子は合計で1200キロカロリーにしかなりません。
これらの結果を踏まえると…脂質に注意しなくてはならないようです。同じ分量の食物を食べるなら、できるだけ脂質の多いものを避けると合計のカロリー量を抑えることができるでしょう。
まとめ
たくさん食べつつダイエットをしたい場合、取り込む脂質を抑えてやればそれだけで痩せることができるかもしれません。特にお菓子が好きな方は普段食べるものを脂質の少ないものへと変えてみると良いでしょう。きつい運動をせずに普段の生活を維持したまま体重の増加を防げれば最高ですね。カロリーに注目して痩せていきましょう。
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