コールドブリューにニトロコーヒー?女心を掴んだトレンドのコーヒーは
■サードウェーブから抽出方法へのこだわりへ
・高品質のコーヒーが人気になっている
コーヒーにも様々なブームがあり、日本にもサードウェーブの波が到来したといわれています。サードウェーブとは、コーヒーの品質にこだわり、一杯一杯丁寧にドリップする形式をさします。
セカンドウェーブがスタバなどに代表される、品質が高く大量に生産できる形式のコーヒー、ファーストウェーブがインスタントコーヒーなどの誕生による量産化です。
サードウェーブの代表的なブランドがアメリカ発のブルーボトルです。日本ではまだ店舗数が少ないものの、多少待っても良いコーヒーを飲みたいというコーヒー好きから熱い注目を集めています。
また、スタバでも高品質の豆や希少な豆を扱うプレミアムショップが誕生するなど、コーヒーの品質にこだわる層が多いことが分かります。
コーヒー豆の種類や焙煎方法によってはほとんど苦味を感じないものも存在し、ミルクや砂糖を加えなくても飲みやすいのがポイントです。女性が高品質のコーヒーの情報発信源となるケースは増えていて、店舗のオシャレさだけでなく味の情報も重要になっているのです。
・焙煎法や抽出法にこだわったコーヒーが増えている
サードウェーブの到来とともに、忙しい時や仕事の合間はチェーン店系のお店を利用し、贅沢に楽しみたい時はハンドドリップのお店を選ぶなど住み分けも進んでいます。同時に、よりコーヒー豆の個性を引き出したり、味わいを良くしようと焙煎法や抽出法にこだわったお店も増えているのです。
コーヒー豆は焙煎を行いますが、火の通し加減で味が大きく変わります。基本的に火を通すほど豆の個性派薄くなり、苦味が強くなっていきます。一方で、ある程度苦味があった方がミルクや砂糖との相性がよく、氷で薄まるアイスコーヒーなどに向きやすくなります。
ただし、焙煎方法自体で焙煎にムラができやすいものも存在します。サードウェーブ以降豆の品質にこだわる人が焙煎用の専用装置などを作るケースが増えていて、コーヒーを入れる前の豆の状態から品質をあげることに執念を燃やす人も珍しくなくなっているのです。
コーヒーの抽出法も同様で、様々なバリエーションが誕生しています。看板に○○式コーヒーのようにかかれていることが多く、目を惹くことが多いのもポイントになっています。
■コールドブリューとニトロコーヒーがブレイク
・コールドブリューブームがアメリカから到来
コーヒー会のトレンドを引っ張っているのが、コールドブリューです。コールドブリューは氷水を使ってゆっくりとコーヒーを抽出する方法で、加熱によって生まれる苦味やえぐみが出にくいことが特徴になっています。
アメリカで安価にコールドブリューができる装置が開発されたことから一気に日本までブームが広がり、味との手軽さの面でヒットにつながりました。コールドブリュー自体は昔からある抽出法で、よく似た方法に水出しコーヒー(ダッチコーヒー)があげられます。
ダッチコーヒーはコーヒー豆に水を少しずつたらし、じっくり抽出する方法です。氷水ではなく冷水や常温の水を使うのがコールドブリューとの違いになります。
また、日本ではコールドブリューの定義がまだ定まっていないこともあり、氷水ではなく冷水だからコールドブリューという考え方の人もいます。
水出しコーヒーの装置は大変高価で、安価な装置にすると味の調整が難しいという弱点がありました。業務用に使うような大型の水出しコーヒーの機器は、数万円単位の価格になります。
しかし、その機器の半額以下で味の微調整がしやすい機器が登場したことで、『苦みがなく、デザートドリンク感覚で楽しめる』コーヒーがより身近になったのです。
スイーツとの相性もよく、女性に受けたのもヒットの要因になっています。
・コールドブリューに窒素を混ぜたニトロコーヒー
ニトロコーヒーは、コールドブリューコーヒーに窒素ガスを混ぜ、泡立たせて入れるのが特徴になります。泡が発生することでよりより口当たりが柔らかくなり、苦味も感じにくくなります。
苦さよりもコーヒー豆のもつ華やかな香りや甘みが目立つケースが多く、チョコレートやキャラメルのようなフレーバーを楽しめる場合が多くなります。豆の種類によって香りの引き立ち方が変わるため、組み合わせを楽しめるのも魅力です。
窒素を加える仕組み的にはビールサーバーとよく似ていて、共通の装置を使ってこだわりのビールとこだわりのコーヒーが両方味わえるお店なども誕生しています。
コーヒーが苦手な女性でもはまってしまう人が出てしまい、トレンドになるほど話題になったのです。
【まとめ】
食事や飲み物の品質にこだわる女性は多く、コーヒーの分野でも女性がトレンドの情報を発信することが多くなっています。世界の最先端に飛び込む女性バリスタや、女性ならではの感覚を生かしたコーヒーショップも増えています。
新たなコーヒーの淹れ方を追及してみたり、より自分好みのコーヒーを探すのも楽しみ方の一つになっているのです。
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