未熟児で生まれた赤ちゃんの貧血について

ライフスタイル

「貧血」

大人が聞くと聞きなれているワードであり、特に女性では貧血をおこしやすい人などもいます。
 赤ちゃんでも貧血って起こるもの。ということは、実際に出産し成長する中で初めて知りました。

下記は未熟児で生まれた赤ちゃんの貧血についてまとめた体験談になります。同じような境遇のお母さんたちのためになればと思います。

〜体験談〜
私の場合、妊娠34週の時に破水し、そのまま出産となり未熟児で出産となりました。
子どもは1ヶ月程NICUやGCUで入院したのちに退院しました。
その際、未熟児の赤ちゃんはお母さんから鉄を十分にもらえずに生まれているということで、
インクレミンという鉄のシロップが処方されました。

この「インクレミン」ですが、飲ませ方に注意です!
退院して間もなくは哺乳瓶のちくび部分にシロップを入れ、吸わせて飲ませていましたが
ある日から味を嫌うようになり、哺乳瓶のちくびからは全く飲まなくなってしまいました。。
そこで、私は粉ミルクに混ぜてあげてみたのです。ごくごくと完食したので、一安心と思っていたのも
束の間。。。今度はミルクを一切受け付けてくれなくなってしまいました。。
シロップを混ぜていないミルクも拒み、哺乳瓶自体も拒むようになってしまったのです。

幸い、母乳はよく出る方でしたので、それ以降は完母にて育てしましたが、シロップは
全く飲まずで、病院の先生に相談したところ、
「もう離乳食も始まるし、食事から鉄分摂れれば問題ない」とのことで、シロップは卒業したのです。

泣きわめき、苦の時間だった、シロップを与えなくて良くなったことを喜んだのですが、
子どもは寝返りも遅く、寝返り以降もなかなか動こうとせず、「早く生まれたからゆっくりなのかな」
「大人しい性格なのかな」などと思っていました。
ある日別件で小児科を受診した際に先生に、顔色が白いことを指摘されました。
「色白なのかもしれないけどね!」と先生に言われましたが、血液の検査結果は
重度の貧血。貯蔵鉄も一切なし。というものでした。

この結果を受けてから、赤ちゃんの貧血について勉強したところ、
赤ちゃんは脳をつくるのに血液を必要とし、貧血状態が長く続くと
発達遅延になる可能性があることを知りました。
インクレミンのシロップをあげるのを嫌がっている場合ではなかった。と
激しく後悔しました。また、もっと早くに気づいてあげられていたらと思いました。
貧血に対する知識の低さが今回のような事態になってしまいました。

この診断からは、再度インクレミンが処方されました。
4ヶ月の間毎日飲み、なんとか数値が上昇しました。

そして、驚くことに、インクレミンを飲みだしてからというもの、
今まであまり動こうとしなかったのが嘘のように、ずりバイやたかばい、
はいはい、つかまり立ちまで急速にできるようになったのです!!
今まで鉄が不足していて、だるく疲れやすかったのかもしれません。。
鉄の数値が上がってからは顔色もよく、血色いい色になり色白かな。なんて
思っていた自分が恥ずかしいです。。

初めての育児で何が正しくて、何が間違っているのか、わからないことばかりです。
今はネット等でなんでも検索でき便利ですが、やはりお母さんが少しでも「おや?」
と違和感に思ったことはきちんと調べ、必要であれば小児科の先生に早めに相談することが
赤ちゃんも守ることに繋がると思いました。

今現在、子どもは1歳を超え元気に動き回っています。
歩き始めなども周りの子と比べると少しゆっくりでしたが、
よく食べ、よく寝、よく遊びます。

参考までに、
首すわり→4ヶ月
寝返り →6ヶ月
はいはい→9ヶ月
お座り →9ヶ月
つかまり立ち→9ヶ月
歩き始め →1歳3ヶ月

同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
私も育児に関してまだまだ未熟ですが、思考錯誤しながらこれからの
子どもの成長を一緒に楽しみたいと思います。

エス

728,554 views

辛かった時、周りの人に言えない性格で、名もなきサイトに救われました。このことを実感して私も誰かの心の重りを少しでも軽くできるように頑張って更新します。 初め...

プロフィール

ピックアップ記事

こちらもオススメ!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。