職場で怒られることに慣れない、自分を責めてしまう一体どうすればいいの?
職場で怒られてストレスがどんどん溜まっていく時の対処法
「何やってるんだお前は!前にも言っただろ!!人の言う事を聞いてないのか!!」…当たり前の事ですが怒られるって、嫌ですよね。
それが、たまーに会う人からだったり、通りすがりの街行く人からだったら、嫌なのもその時だけで済みますが、怒られる相手が毎日顔を合わせる職場の上司だったら…憂鬱になりますね。
人によっては、本当に鬱病などの精神疾患に罹ってしまうかもしれません。
もしあなたが、職場で怒られる事が多く、その事に悩んでいるのだったら、今現在のその状況から抜け出したいと考えて当然でしょう。でも、具体的にどうすれば良いかわからず、本当に憂鬱の迷路に迷い込んでしまっている、と言うのであれば…一度真剣に考えてみましょう。
◎なぜ怒られるのか原因を冷静に分析する
怒られると言っても、様々なシチュエーションがあるでしょう。怒られる側、―つまりあなた―に明らかに否がある場合。自分自身で思い当たる理由がある場合は、対処法は簡単です。その原因を素直に改善すれば良いからです。
または、少なくとも改善する努力をしたり、または、怒った上司に、どうすれば良いかアドバイスを求めるなどすれば、怒られる場面も減っていくでしょう。相談される事で怒った側も、「なんだ、なかなか素直なヤツだな、しょうがない、教えてやるか」というふうに、気持ちも柔らかくなる可能性があります。
また、一体なぜ怒られているのかわからない場合も、やはり、まじめに理由を聞いてみる事が大事です。曖昧のままにしておくと、状況は何も変わらないからです。
◎怒られる理由が理不尽だったとき
とにかく、怒られるのには必ず理由があるものです。あなた自身があまり気づいていなくても、相手に悪い印象を与える態度等があるのかもしれません。そんな場合には、素直に反省してみる事も必要でしょう。
一方、怒られる理由に正当性がない、理不尽だった場合、つまり、どう考えても自分が悪くない、上司の勘違いだった、または、上司がただ単に、感情のおもむくままに怒っている、などの場合はどう対処すれば良いでしょう。
こういった事(勘違いで怒られる、などといったような事)は、そう頻繁には起こらないでしょうから、黙って聞いてやりすごしてしまう事も必要かもしれません。(ひとつひとつの細かい事に理屈をつけて反論すると、怒った側も後にはひけなくなってしまっい、状況がさらに複雑になる場合があるからです。)
そうすると怒った側も後から自分が間違った理由で怒った事に気づき、「あ、悪い事したなぁ…」などと反省するでしょう。
もちろん、そう、うまくいく場合と、そうでない場合があって、どうしても上司は理不尽な理由で怒ってばかりで、改善の見込みもない、という場合もあるでしょう。
上司と言えども、常に正しい判断が出来るわけではないですし、間違っている事があったとしても不思議ではありません。理不尽なパワハラ上司のもとで働く事になったとしたら、運が悪い、と嘆きたくなるでしょう。が、さすがにそこであなたが我慢する必要はありません。そういう場合は、ハッキリと訴える事が大事ですし、本人に直接言って埒があかないのであれば、他の上司や、同僚に相談して解決をはかる事も必要です。
それでも問題が解決しない場合は、労働組合に加入して何らかの行動を起こしたり、また、うちの会社には労働組合なんて無いよ、という場合には、個人でジャパンユニオン等に加入して、どうすれば良いか相談してみたり、また、労働基準監督署に訴えるなどといった事も必要でしょう。
※ユニオン…個人でも加入する事が出来る労働組合(個人加盟型労働組合)
◎パワハラではないがネチネチと怒られて、精神的にダメージを受ける場合
理不尽ではあるが、訴えるとまではいかない程度で、精神的に追い詰められるような怒られ方、嫌がらせが続くような場合…これはキツイと思います。そもそもその上司と折り合いが悪いのでしょう。
また、その上司の性格に問題があるのかもしれません。どうも解決が難しいように思いますが、こんなケースでも、思い切って他の上司に相談するなどして、自分だけで抱え込まないようにしましょう。
また、受け止め方を変える事も一つの方法です。神経を図太く持って、気にする必要のない事は、気にしない、バカな上司がまた言ってるわ、くらいに考える事が出来れば良いでしょう。それと同時に、なるべく、そういう人とは関わらないか、距離を置くようにする事です。
仕事上でのストレスの大半は、人間関係によるものだ、と言われているほどです。そういった環境からは、可能な限り逃れる方法を模索しましょう。働く部署を変えてもらうか、または、それが無理な場合は、転職する事も一つの方法です。
もちろんせっかく入った会社を理不尽な理由により自ら退職するのは、勿体ないでしょう。しかし、いつ終わるかもわからない状況に耐え続けるのも苦しいものです。それに、その事が原因で鬱病などに罹ってしまっては元も子もありません。逃れる事も一つの処世術と言えるかもしれません。
◎怒られる事に敏感なあなた―HSPかもしれません
「神経を図太く」と上で述べましたが、そもそもそんな事が出来れば、怒られる事に対して、そんなに悩まないよ、とおっしゃる方もいるでしょう。
確かに人それぞれ感受性は違います。
世の中、ある意味「鈍感力」を持った人の方が生きやすいと言えるかもしれませんね。
けれども、それとは反対に、神経が細かくて、敏感な人も少なからず存在します。そして、そういった特徴は必ずしも欠点ではなく、むしろ心配りが出来たり、鋭い感性で、創造力が豊かであったりするのです。が、悩んでいる本人からすれば、そんな事を言われても気休めにしかなりませんよね。
まず、言いたい事は、「自分は弱い」と自分自身を責めないようにして下さい。
あなたは「HSP」なのかもしれません。
HSPとは、Highly sensitive person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、感受性が敏感な人、という意味です。エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念で、人口の約1~2割程度の人がHSPに当てはまる、との事です。つまり、そうした人たちは、敏感(センシティブ)であるが故に、外部からの刺激に対し大きな影響を受けて、精神的ダメージを受けやすい、という特徴を持っているのです。生まれ持った性格なので、その人のせいではありません。
エレイン博士によるHSPに関する下記ホームページのセルフテストを受けてみて下さい。もしあなたが、HSPに大いに当てはまる、というのであれば、自分自身の仕事・生活環境について考え直してみる事が必要かもしれません。
参考:「The Highly sensitive person」
http://hspjk.life.coocan.jp/index.html
つまり、ストレスを常に感じるような環境にもかかわらず、「我慢しなければ…」と無理をし続ける必要はないのです。「そうは言っても家族や親を悲しませたくないし…」と考えるのもわかりますが、自分を守る事が出来るのは自分だけです。
ストレスを感じる事が少ないような仕事を探してみるのも一つの方法です。HSPに関する書籍も多く出版されていますので、一度手にとって読んでみて下さい。
以上、職場で怒られた時の対処法について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。怒られると言っても、人によって受け止め方も違うでしょうし、また、環境も千差万別でしょうから、ケースに合った対処法を実行して、ストレスを減らす事が出来る様、祈っています。
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