年金の種類とその違いとは?
年金の種類
あまりよく知られていませんが、年金にはいくつか種類があります。ここでは年金にどのようなものがあるかを見ていきます。
そもそも年金って何?
まず、ある一定期間、掛金を支払い、年金をもらえる資格を得ます。もらえる時期が来たら、年金制度を運営する組織から毎年一定額を受け取ります。
こうした仕組みを「年金制度」といいます。
年金制度は1つではなく、大きく分けて3種類あります。しかもその中には、様々な種類の年金があるのです。
年金の種類
では、年金の種類をみていきましょう。年金制度は1つではなく、大きく分けて3種類があります。
①公的年金
国が社会保障の給付として支払う年金です。 国民年金・厚生年金保険・共済年金があります。
・国民年金
すべての国民を対象にする基礎となる年金です。20歳以上60歳以下の者は、すべて強制加入です。会社員が加入する「厚生年金」、公務員などが加入する「共済年金」も国民年金という大きな枠の中に含まれているイメージです。
毎月一定の保険料を翌月末日までに納付します。金額は平成29年まで毎年上がることが決まっており、平成28年は16,260円です。年金受給資格に必要な払込み期間は25年です。これを10年程度に短くしようという動きも出ています。
・厚生年金保険
厚生年金保険は、企業に勤めている人が加入する保険料です。保険料は毎月の給料と賞与に共通の保険料率をかけて計算され、会社と従業員で折半します。基本お給料から天引きされ、支払います。厚生年金に加入すると、自動で国民年金に加入するため年金受給期間は国民年金と同じく25年です。
・共済年金
共済年金は公務員が加入する年金です。2015年10月より厚生年金保険に一元化されました。
②企業年金
企業が従業員の定年後の生活を安定させるために支払う年金です。厚生年金基金や、確定拠出年金があります。
・厚生年金基金
厚生年金とは別物で企業が設立するものです。企業ごとに設立するため、転職等があると複数の厚生年金基金に加入している場合もあります。
・確定拠出年金
企業型年金規約の承認を受けた企業の従業員が、加入できます。毎月一定の掛け金を企業が支払い(個人も支払うことができる)、その金額を自分で運用指図するものです。
③私的年金
個人が自分老後の保障のため支払う年金です。生命保険会社等の個人年金保険などが一般的です。個人が自分の責任で契約して支払うため、公的年金に対して私的年金といいます。
一口に年金といっても、いろいろな種類があります。自分が加入している年金がどのようなものか一度確認してみましょう。
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