お金を節約するということの意味を考えてみる
今月も家計は赤字。毎月赤字で、ボーナスでどうにか黒字にはなっているけれど、貯金も出来ていないという方も多いのではないでしょうか?
節約しなければいけないのは分かっているけれど、家計簿を書くのも面倒だし、色々なものが欲しくなってしまうし、買い物を我慢するなんて難しいよと思っている方も多いと思います。
まず一つ言っておきたいのは、欲しいものにお金を使うのは決して悪いことではないということです。
冷静に考えてみれば分かります。節約して、お金を貯めるだけ貯めても、使わなければ意味はありません。お金は節約するためにあるわけではありません。お金とは、使うためにあるんです。
お金を節約する意味について、一度真剣に考えてみませんか?
■それは、本当に自分が欲しいもの?
まず、どうしてお金を使ってしまうのか考えてみましょう。
家賃や食費にかかる分は生活費として必要な部分ですので、一度切り離して考えます。そうすると残りの部分で、外食を楽しんだり友達と遊びに行ったり、欲しいものを購入することにお金を使っているわけです。
先に言ったように、欲しいものにお金を使うのは悪いことでも何でもありません。
問題なのは、「自分が本当に欲しいもの」や「自分が本当にやりたいこと」にお金を使っているか、という点です。
つい甘いものが食べたくなって、コンビニで買ったりしていませんか?
セールという言葉に釣られて買ってしまったのに、結局ほとんど着ていない洋服はありませんか?
大して行きたくもなかったのに、誘われたから飲み会に行ってしまったなんてことは?
お金を使ったから満足したような気がするだけで、それらの行動は本当の満足には繋がりません。
ふと何かにお金を使いたくなった時、一度立ち止まって、それが本当に欲しいものなのか考える。それだけで、お金を使うことに対する満足度は確実にあがるでしょう。
■自分が満足できるものだけにお金を使う。
お金は使えば使うほど満足するわけではありません。使いたいことに使うから満足するんです。
それに気付いたなら、あなたも節約をする意味に気付けるはずです。
節約というのはつまり、「本当に使いたいもの」にかけるお金を増やすために、「そんなに欲しくもないもの」に使うお金を減らすという意味です。
簡単に例を挙げるなら、週に二回、コンビニで300円のケーキを買うと考えてみてください。
それを止めてしまえば、週に一度、少しいいお店で600円のケーキを購入できることになります。
考えてみてください。あなたにとって、どちらが満足できるでしょうか?
どちらが満足できるかは人によっても違うでしょうが、まず今のように「自分のとってどちらが満足できるのか」を考えることが、節約の第一歩になります。
家計簿というのは、自分がお金を何に使っているのかを把握する意味もありますが、自分がどんなことにお金を使って満足できたかを確認できる意味もあるんです。
だから、普段から、本当に使いたいことにだけお金を使うようにしていれば、家計簿をつける必要もありません。
家計の状態を一切把握できていないという方は、とりあえず一月だけでいいので、何かを買う時に使ったレシートを取っておいてください。
月末にそれをまとめて「必要だったもの」「必要ではなかったもの」と簡単でもいいので分けてみてください。
「必要ではなかったもの」をゼロにするのが、節約における最終的な目標だと考えてみてください。
■貯金は、自分の未来に使うためのお金。
そして、最後にお伝えしたいのは、毎月の出費を赤字にしてはならないということです。
赤字というのは、自分の持っている以上のお金を使っているということ。これでは、金銭感覚がマヒしてしまいます。
最悪でも、持っているお金を使い切るだけにして、貯金にまで手を出すような赤字にはならないようにしてください。
貯金というのは、将来自分が「使いたくなったこと」にお金を使えるようにするために取っておく大きなお金です。
その貯金を、日常における「使いたいもの」のために使ってしまっているのなら、もう一度、自分が必要だと思っていたものの中に、必要でないものが混ざっているか確認してください。
そして、少しでもいいので、自分がいつか欲しくなったり、やりたくなったことが、お金がないからできないとなってしまわないように、貯金をするようにしましょう。
節約とは、食べたいものを食べなかったり、行きたいところに行かなければできるものではありません。
それが自分が本当にしたいことなのか。大切なのは、自分の本当の気持ちを確かめることです。
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