大切だから考えたいペットの葬儀事情!遺骨をダイヤにして持ち歩く人も?!
■ペットが亡くなった後を考えることも重要に
・ペットを飼いやすい環境は作りやすくなっている
ペットを飼うための環境は作りやすくなっていて、ペット可のマンションなども増えています。理由の一つが付加価値の高さです。一般的なマンションなどと比べ、ペット可とした方が家賃なども高く設定できるからです。
また、殺処分を減らすために、ネコ付きのマンションやネコ付きのシェアハウスを提供する団体も存在します。ネコを飼いたい人のみが入居できるという形で大きな話題を呼びました。また、ペット連れの通勤が可能であることで有名になった企業などもあります。
ペットを飼いやすくなっている一方で、ペットが亡くなった後の事情は複雑になっています。宗教上の理由でペットと同じお墓に入れないお寺は多く、納骨できる場所が限られているからです。
しかし、ペットと同じ場所で眠れる霊園が誕生するなど、少しずつ自体は改善しています。ただし、地域差もあるため、ペットを飼うのであればある程度亡くなった後を意識することも大切になっています。
・ペット葬儀のサービスは充実しつつある
ペットが亡くなった場合、一般的には火葬が必要になります。ペットを火葬するための葬儀サービスは充実しつつあり、プラン別に選べるような葬儀会社も増えています。
具体的には合同葬儀プランと個別の火葬プランで分かれるケースが多くなっています。合同葬儀はコストがかからないのが特徴で、共同墓地に埋葬されるのが特徴です。個別の火葬の場合は遺骨がかえってくるため、埋葬したい場合は自分で霊園の手配などをする必要があります。
お墓を用意するお金などがなければ合同プランを利用し、そうでなければ個別の火葬を選択するのが一般的です。家にお骨を保管する人もいますが、粉骨サービスなどを利用し、土に返す人もいます。粉骨をすることで保管に必要なスペースが小さくできるというメリットもあります。
気持ちの整理がつかない場合は一度個別の火葬にしてから考えるというのも方法で、気持ちを整理するために重要なポイントになっています。
■亡くなったペットとの向き合い方も人それぞれ
・遺骨でダイヤモンドを作るサービスが話題に
ペットの遺骨は、カルシウムや炭素でできています。そして、炭素はダイヤモンドの主要な成分でもあります。人間の遺骨や遺灰からダイヤモンドを作れないかと考えた企業が存在し、実際に実用化したのが遺骨ダイヤモンドです。
一般的な遺骨ダイヤモンドは、業者が遺灰や毛などを必要量受け取り、アメリカに空輸し、加工して戻ってくる形になります。製造にはおよそ半年ほどかかり、予約の込み具合などによっては前後する可能性もあります。また、ダイヤモンドのサイズが小さければ期間も短縮されます。
遺骨ダイヤはアクセサリーなどに組み込むことも可能で、本物のダイヤとほとんど見分けがつかないものもあります。ダイヤの色は選択できるケースも多く、青や黄色が一般的になっています。
普段身につけるアクセサリーにするほか、大切に保管し、ダイヤにしきれなかった骨は埋葬するという人もいます。
費用は業者によってかわるものの、最低レベルでも数十万円単位のお金がかかるのが一般的です。それでもペットが亡くなった後に遺骨ダイヤを作る人は存在し、寂しさを埋める手助けとなっている場合があるのです。
・ペットロス専門のカウンセラーも誕生している
ペットが亡くなった後のペットロスに悩む人も多く、中には生きる気力が失われてしまうケースもあります。深刻な影響を緩和するためにペットロス専門のカウンセラーが誕生していて、悩みや苦しさを受け入れてくれる窓口にもなっています。
ペットの命の価値は人それぞれ感じ方が違います。とてつもなく大きなものと感じているのに、他人に小さなもの扱いされてしまえば傷ついてしまうものです。安心して話を聞いてくれるカウンセラーの存在は重要で、心のより所となってくれることも多いのです。
辛い時期を乗り越えれば、ペットのくれた大切なものに気づく余裕もできてきます。辛いなら専門家を頼って吐き出してしまうのも方法で、一人で溜め込まなければいけないわけではないのです。
日本ペットロス協会などペットロス問題に取り組む団体は増えていて、様々な相談も受け付けています。
ペットロスカウンセラーの養成に力を入れている団体もあり、カウンセリングの技術を学ぶこともできます。ペットを失った経験から、同じペットを失った人の役に立とうとカウンセリングを学ぶ人も多いのです。
【まとめ】
ペットに愛情を感じる人は多く、ペットを飼いやすい環境を提供する人も増えています。その分お別れの機会も増える傾向があり、どのようにペットの命と向き合うかも重要になっています。
葬儀事情だけでなく、葬儀後の心のあり方も大切です。苦しみを吐き出せる場所や、より身近にペットの遺骨を置いておくためのサービスなども存在します。
ペットのその後を考えるだけで、付き合い方がかわってくる場合もあるのです。
More from my site
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。