あなたも頼りすぎていない?スマホ育児が抱える問題点

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最近巷で聞かれる「スマホ育児」という言葉を聞いたことがありますか?
ここ最近ニュースなどで、頻繁に取り上げられている話題なので耳にしたことがある人も多いかもしれません。
ここ数年の間に、爆発的な普及で現代社会に浸透していったスマホ。
そんな現代社会を反映するかのように最近急増しているのが、「スマホ育児」です。
スマホ育児とはどういうことなのでしょうか。
スマホ育児の実態を探るべく、そのメリット・デメリットについても調べてみました。

そもそも「スマホ」という言葉は正式名称ではありません。
スマホとは、「スマートフォン」という名称が語源となった呼称で、パソコンの機能も搭載した携帯電話の一種のことを言います。
現代社会にとって、最新の技術を駆使した最新鋭の電子機器ともいえるでしょう。
今の若者はもちろんのこと、その親、さらには祖父母の世代まで浸透し、現代人の生活には絶対に欠かせないコミュニケーションツールとなっています。
そんなスマホに育児の代わりをさせている親が、スマホの普及に伴い最近増加傾向にあるとニュースで耳にしました。
育児の代わりをさせるということは、いったいどういうことなのでしょうか。
即ちスマホという端末に、子守りの代わりをさせるということなのです。
スマートフォンや同等のタブレット端末を小さな子供に与え、子供がそれを見るということです。
このような育児をしている親に対して、批判的な意見が多いのは事実です。
ですが、その前にスマホ育児にメリットはまったくないのでしょうか?
まずはメリットについて調べてみました。

<メリット>
・知育アプリを見て、字や、電車、動物などいろんなものを覚えた。
・公共の場でぐずった時などに、あやす道具になってくれることで他人へ迷惑をかけることが少なくなった
・外出時のあやすためのおもちゃの持参が減り、荷物が少なくなった
・どうしても自分であやすことができない時などに、子守の代わりになってくれる
・子供と一緒に楽しめるものが増えた

デメリットばかりに気を取られがちですが、メリットもそれなりにあるものなのです。
スマホを子供の子守りなどに利用したことがある親はたくさんいるでしょうし、今スマホを取り上げられてしまっては、今後の育児に不安を感じる親もたくさんいることでしょう。
ですが、このスマホ育児には批判的な意見が多いことを考えても、デメリットも無視するわけにはいきません。
では、どんなデメリットがあるのでしょうか。

<デメリット>
・子供の視力に悪影響を与える
・頻繁に利用することで、子供自身が依存症に陥り、与えないと情緒不安定になる
・親自身がスマホに頼り切ることで、子供が親からの愛情不足を感じるようになる
・スマホから一方的に与えられる情報を受け取るだけなので、コミュニケーション能力が発達しない
・スマホに頼ることが習慣化し、育児そのものを放棄してしまう(ネグレクト)

上記デメリットの中でもやはり1番心配なのは、子供の視力ではないでしょうか。
スマホから発せられる光は、まだまだ未発達の子供の眼にはとても負担がかかります。
近年視力の悪い小学生が急増しており、スマホやゲームの長時間使用が原因だと言われています。
まだまだ親からの愛情を一心に受けながら育つ時期です。
そんな大事な時期のコミュニケーションをスマホという機器に任せっぱなしにするのは、子供にとってかわいそうな状況なのです。

<まとめ>
スマホ育児が抱える問題、デメリットと良い点のメリットについて考えてきました。
批判的な意見が多く、デメリットが気になるからスマホを使って育児をしてはいけないということではありません。
スマホを子守の代わりに利用するのなら、それなりの注意を払わなくてはいけないのです。
スマホ育児の1番の悪い点は、「与えっぱなし」にしてしまうことです。
スマホを子供に利用する時は20分以内にする、画面から目を離して見せるようにする、欲しがるままに与えない、などの一定のルールを守って与えることが大事なのです。
スマホを与えられた子供にとって、スマホからの情報は一方的に発せられるものです。
コミュニケーションをとる相手とはなりえません。
やはり、子供にとって1番のコミュニケーション相手はほかでもありません。
親や兄弟、祖父母などの家族です。
そのことを忘れずに、スマホはあくまでも「育児を時々手助けしてくれるもの」として、上手に利用することが大切です。

エス

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辛かった時、周りの人に言えない性格で、名もなきサイトに救われました。このことを実感して私も誰かの心の重りを少しでも軽くできるように頑張って更新します。 初め...

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