なんとなくずっとカラダの調子が…自律神経の乱れを整えて改善しよう!
体調不良の原因は自律神経の乱れかも?
・自律神経とは
自律神経は、内臓や心臓など自分の意志では動かすことのできない部分の働きを司っています。そして自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、両者が良いバランスを保って働く事により心身の健康につながっています。
逆にそのバランスが崩れる事により、様々な不調が表れてきてしまうのです。交感神経は、活動している時、緊張している時、あるいはストレスを感じている時などに優位に働き、副交感神経は、眠っている時やリラックスしている時に優位になります。
もちろんだからと言って、一日中副交感神経が優位、というのもよくありませんが、やはり、交感神経が過剰な状態が続く事が、自律神経失調症の大きな原因と言えるでしょう。
交感神経が優位に働いている時、人の体はどのような反応をおこしているかと言いますと、例えば、心臓の脈拍が早くなる、血圧が上がる、内臓の活動が抑えられる、鳥肌がたつ、呼吸が早くなる、瞳孔が拡がるなどの状態になります。
・自律神経失調症の原因と症状
では、自律神経失調症の原因…つまり、主に交感神経が優位な状態が長く続いているというのは、どんな状態なのでしょうか。前述しましたように、緊張やストレスを受けた状態が続いている状態だと言えます。
人間が生活するには、ある程度は良い緊張状態は必要な時はありますが、やはり、精神的にダメージを受けるような悪い緊張、または、ストレスが長きにわたって続く状態というのは一番良くありません。
それが一時的なものであれば、リフレッシュしたりして回復する事ができますが、自分ではどうしようも無い環境下に置かれていて、長期間にわたりストレス状態が続くと、様々な身体的な不調が表れてきてしまいます。
それでは、そのさまざまな不調とは一体どんな症状なのでしょうか。
具体的には、日常生活の中で、「いつも息苦しい」「よく動悸がする」「慢性的なだるさ、疲労感」「手足のしびれ」「頭痛」「便秘・下痢などの胃腸の不調」また、身体的な症状だけでなく「イライラする」「不安になる」「やる気がしない」などの精神的な症状もあります。
自律神経のバランスを整えるには
・ストレスを減らす
それでは自律神経のバランスを整えるにはどうすれば良いのでしょうか。やはり、原因が緊張やストレスなのですから、おおもとの原因であるストレスを減らす事が大切になってきます。
それが出来れば苦労はしないよ、とおっしゃるかもしれませんが、なんとか、ご自身の生活環境を見つめなおして、ひとつでもストレスの原因となるものを取り除いていく事が重要です。
仕事を変える、引っ越しをする、など、自分自身が置かれている環境を思い切って変えてみる、というのも必要かもしれません。大事なのは、ストレスや緊張を感じている時間を物理的に減らしていく、という事です。
それがなかなか難しいなら、日常生活の中でうまくストレスを解消する事も必要です。考えてもどうにもならない心配事を一日中考えるのではなく、趣味や散歩で気分転換する時間を作ってみたりしてもよいでしょう。
・筋肉をリラックスさせる
ストレスが長く続くと、自律神経のバランスが崩れると述べましたが、ではなぜそんな事が起こるのでしょう。
ストレスを受ける事により、様々な身体反応が起こる事は前述しましたが、そういう時は、体全体が知らない間に緊張していて、肩が上がっていたり、筋肉にギュッと力が入っていたり、呼吸が浅くなっていたりします。
そんな状態が日常生活の中で長期間続いていたら、体調に悪影響を及ぼすのは当然ですね。ですから、自分がストレスをかんじやすかったり、緊張し易い人は、なるべく気づいた時に、体の力を抜いたり、姿勢を良くしたり、筋肉のストレッチをする事が大切です。
例えば背筋を伸ばす事を常に意識して習慣づける事が出来れば、呼吸もしやすくなるでしょうし、肩の力を抜く事を心がければ、うまく脱力する事が出来て、血管の収縮も改善して血流も良くなるでしょう。
ここで、ストレスが原因で息苦しく感じる事が多い人にオススメの、「のどを伸ばすストレッチ」を紹介します。息苦しい状態というのは、緊張やストレス反応によって、呼吸に関わる筋肉が緊張してしまっていると考えられます。
それではその筋肉を物理的にほぐしてあげれば良いわけです。のどを伸ばすストレッチにより、呼吸に関わる筋肉をほぐし、深い呼吸をが出来るようにします。
首や胸の上部には呼吸に関わる筋肉が集まっていますし、また、この部分には、交感神経の働きに関わる「迷走神経」も通っています。ですから、胸の上部から首回りの筋肉をストレッチしてほぐす事は、息苦しさの解消にとても重要なのです。
具体的な方法は色々ありますが、簡単なものとして、
①鎖骨のあたりに両手を重ねます。②その状態で、手は少し下方向へおさえる感じで、③ゆっくり上を向いて首を伸ばし、④深呼吸を20秒ほどします。
手で鎖骨前をおさえる事で、より首の筋肉を伸ばす事が出来ます。このストレッチにより、一時的にだけでなく、首回りの筋肉等がほぐされる事によって、慢性的な息苦しさの解消につながります。
【まとめ】
環境を変えてみる、ストレスを日々うまく解消する、または筋肉をリラックスさせる事によって、呼吸や血流を改善する、など出来る事からでよいので、少しずつ実践していき、体調不良の改善につながる事を祈っています。
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