アトピー肌を改善する保湿クリーム

皮膚のあちこちがひび割れて皮がむけたり、皮膚の痒みが続くなど、アトピー肌の人にとって、肌トラブルは常に頭を悩ませんるものでしょう。痒みだけでも大変なのに、肌がカサカサになったり、赤みが引かなかったりで、アレルギーゆえに肌トラブルに悩んでいる、というアトピー患者さんがほとんどです。

もちろん可能ならば、肌に何もつけないことが一番なのですが、女性の場合はそういうわけにはいきませんよね。仕事の際は、最低限の化粧が必要ですし、寝る前にはその化粧をオフする必要もあり、スキンケアが欠かすことはできないでしょう。

アトピーなどが原因となって肌が荒れやすいという人は、再発を予防するために保湿効果の高いクリームを使って、肌に潤いを与えることが必要と言われています。保湿クリームでお肌の潤いを閉じ込め、肌の乾燥を防ぐことができるので荒れば、アレルギーによる肌荒れも軽減することができるようです。

しかし、保湿クリームといっても、アトピーで悩んでいる人はどのような保湿クリームを使ったら良いのでしょうか。乾燥肌のケアに関しては、美容外科の診断を受けて、ワセリンなど保湿効果のあるものを処方してもらう方が多いようです。しかし、ワセリンをつけた後のベタつき感が苦手だ、という人や、肌の保湿という点では物足りない、と感じている人も案外多いそうです。

私個人はワセリンのベタつきが苦手で、長く使うことはできませんでした。医療機関で処方された保湿剤を使ってお手入れすることは、安全で大事なことですが、それ以外にも、自分でスキンケアをすることは可能です。

では、どのようなスキンケア商品を使ったら良いのでしょうか。アトピー肌の人は、肌が乾燥したり、皮膚が剥けるたりのダメージによって、肌本来が持つバリア機能が低下しています。ですから，無添加で着色料や界面活性剤などを使用していない、肌に優しい商品を選ぶようにしてください。

肌への刺激がすくないスキンケア商品を使うことで、肌のバリア機能を回復させ、保湿を促すことができます。また、お風呂から上がった後の肌は刺激に弱い状態になっていますので、セラミドなどを配合している保湿クリームをつけると、より効果があるようです。

セラミドは、コラーゲンやヒアルロン酸と違って、人間の肌の角質層に存在している成分ですので、肌も違和感を覚えることなく吸収してくれます。しかし、アトピー肌の人で注意すべきなのは、肌が炎症を起こしているときは、保湿クリームを塗らない、という点です。炎症肌に無駄に刺激を与えてはいけません。そういう時は、病院で処方される、炎症を抑える薬を塗ってください。

アトピー肌は肌の炎症と感想がわかりにくいと言われていますので、自分で見てもイマイチわからない、という人は、一度病院に行って確認して見ましょう。肌を守るために塗っている保湿クリームが、症状を悪化させていることもありますので、この点の確認は怠らないでください。

また、アトピー肌は、一度治ってもお肌が乾燥すると再発しやすいですので、外出するときにも肌が乾燥しないよう、日焼けを防ぐ必要があります。一番いいのは日に当たらないことですが、肌を庇い過ぎて汗を掻くのもよくありません。

しかも顔となると、日傘だけでは防ぎようがないですよね。肌への刺激が少ない日焼け止めを選んで、マメに塗るようにしましょう。ドラッグストアには、アトピー肌の人にも使えるスキンケア用品が揃えてありますので、自分の肌に合うものを探して見ましょう。

誰だって肌トラブルはなるべく避けたいものです。保湿を重視したスキンケアによって、肌トラブルを減らし、なおかつ潤いに満ちた美しい肌を手に入れることができるでしょう。