お返しの意味は考えすぎない方がいい?ホワイトデーのプレゼントの意味と由来
バレンタインデーが近づいてくると、そのお返しまで考えてプレゼントを選んでしまうという人もいます。しかし、男性と女性ではプレゼントの感覚に違いがあり、すれ違いが生じる原因となってしまうこともあります。
特に注意したいのがホワイトデーのお返しに込められた意味です。余り深読みしてしまうとマイナスになってしまうこともあるため注意が必要なのです。
ホワイトデーの由来とお菓子に込められた意味は?
・マシュマロは「嫌い」という意味があるって本当?
ホワイトデーのお返しでマシュマロを貰うのは嫌という女性は意外といるものです。マシュマロは口解けが良いことからすぐになくなってしまうため、「すぐに消えるもの=あなたが嫌い」という意味が込められていると言われているからです。
しかし、ホワイトデーの期限を調べてみると、全く別な意味があることがわかります。
もともとホワイトデーは日本で誕生したもので、『石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)』がはじめたのがきっかけと言われています。『石村萬盛堂』ではホワイトデーのお返しにマシュマロをセレクトしていて「優しさで包んでお返しする」という非常にポジティブな意味をこめているのです。
ネガティブなイメージを払拭するための活動もしていて、マシュマロ=嫌いとはいえない状況になっているのです。
・ホワイトデーはキャンディーを返すもの?
マシュマロと逆のイメージになっているのがキャンディです。ホワイトデーでキャンディーをお返しされた場合は「あなたが好き」という意味合いになると言われています。ホワイトデーにキャンディーを贈る習慣を作ったのは、実は「全国飴菓子業協同組合」です。
3月14日を『キャンディーの日』としたことがホワイトデーの由来で、バレンタインのお返しとしてキャンディーを送ろうというキャンペーンにつながっていったという説があるのです。
また、『全国飴菓子業協同組合』がキャンペーンを行う以前もホワイトデーに類似したキャンペーンを行っていた企業などがあったという情報もあります。そのため、どちらが先かという話になると、『石村萬盛堂』の方が古い状態になってきます。あくまでホワイトデーが広まるきっかけの一つが『全国飴菓子業協同組合』が決めたキャンディーの日で、もともとは「好き」という意味合いもなかったということになります。
好きも嫌いも後付の意味であるだけでなく、お菓子屋さんの活動をきっかけに起こったものなのです。
順番を知ると違うものが見えてくる
・マシュマロが嫌いというのは陰謀なの?
ホワイトデーの由来や期限であるというメーカーは複数存在し、それぞれの意見を主張しています。しかし、時系列で見てみるとキャンディーより先にマシュマロを売り出すキャンペーンが登場していることになります。
『石村萬盛堂』がホワイトデーキャンペーンを開始したのが昭和53年3月で、『全国飴菓子業協同組合』がキャンディーの日を決めたのが昭和53年6月です。キャンディーの日の方が後になります。
ここで気になるのが、ホワイトデーにマシュマロとキャンディーの2種類のお菓子を売り出す企業と組合が登場していることで、それぞれをライバルと認識した可能性があるということです。そのため、相手に対してネガティブキャンペーンを展開し、マシュマロにマイナスのイメージが残ってしまった可能性があるのです。
ポイントになるのが、マイナスイメージの出発点がどこにあるかもわからないことです。メーカー側ではなく、取引先の営業担当者などが売り場拡大のためなどに悪い情報などを流した可能性もあります。あるいは、デマを流してライバルを蹴落とそうとした女性がいた可能性すらあります。どちらにせよ余り深く気にしても仕方がなく、人にとってはイメージのとり方自体がかわってくることに理解が必要です。
・むしろそこまで調べる男性が貴重という話も
どうしても縁起や由来が気になってしまうのが女性ですが、男性は余りそういったことに詳しくない人が多いのもポイントになってきます。女子力が高い男子も増えているものの、お菓子に込められた意味を考えられるほど普段から気遣いができている人は少ないからです。
中にはそんな深い考えもなくお返しをくれる人も、全くお返しをくれない人もいます。そもそも義理チョコを配ること自体が面倒だと考える女性がいるように、返すのが面倒だと感じてしまう男性もいるのです。むしろお返しをしてくれるだけ気が効いているといえるかもしれません。
しっかり意味を込めているかどうかは普段の行動や言動を見ればある程度分かるもののため、期待し過ぎないことも重要なのです。
【まとめ】
ホワイトデーのお返しに込められた意味は起源がわからないものや、真逆の意味が込められたものもあります。お返しをする男性がそういった気遣いまでできる人物かも重要で、余り考えていない可能性もあります。
むしろ、気になる男性だったら話題のきっかけとして使うなどポジティブに利用するのが大切で、あまりネガティブに捉えても疲れるだけになってしまうのです。
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