更年期になったら改めて見直したい女性の身体とは? 閉経後の変化について解説
突然ですが、閉経後どのような身体の変化があるかご存知ですか?閉経後にはさまざまな変化があります。あらかじめどのような変化があるか知っておけば落ち着いて対応することができますのでこの記事で詳しく解説していきます。
1.閉経後に起きるさまざまな変化
①エストロゲンの量が減る
閉経後は卵巣から分泌されるエストロゲンという女性らしい身体を作る働きをする物質の量が減っていきます。エストロゲンが少なくなると尿道が短くなるので頻尿になります。そのため、閉経後は突然、我慢できないほどの尿意を感じることがあります。それだけでなく、骨がもろくなるので骨折しやすくなります。
②身体が火照る(ホットスプラッシュ)
閉経後は、ホットスプラッシュと呼ばれる身体が火照ってたくさん汗をかく症状が表れることがあります。ホットスプラッシュの現れ方には、個人差がありますが、少ない人で週1度で30秒程度、多い人で週2~3回の頻度で1回10分程度のホットフラッシュが起きます。ホットスプラッシュの対策としては、火照りを感じ始めたらすぐに熱を逃がせるように重ね着を心がけるようにしたり汗をかきはじめたらすぐに拭けるようにフェイスタオルを持ち歩くようにしたりするようにすると良いでしょう。
③イライラしやすくなる
閉経後は、女性ホルモンの分泌が少なくなるのでホルモンバランスが崩れやすくなるので、イライラしやすくなる人もいます。この症状はそれまでなんとも思わなかったことに怒りを覚えるので自分でも何が原因か分からず悩んでしまう人もいますが閉経後の女性なら多くの方が経験することですので深く考えすぎずに、イライラし始めたら休憩したり、甘いものを食べたり好きなことをしたりするなどして、コントロールしましょう。
閉経後は、筋肉の量が少なくなってその分脂肪がつきやすくなるので太りやすくなる女性が多いです。ですので、日頃から適度な運動や筋力トレーニングを行うようにすることで、引き締まったスリムな体型を維持することができます。
⑤身体が痛くなることがある
筋肉が少なくなったり骨がもろくなることで、身体の節々が痛くなる人も多いです。
身体の痛みには、湿布薬が効果的ですので閉経後は湿布薬を多めに買っておいた方が良いかも知れません。また、カルシウムやたんぱく質を多くとることができる食事を心がけると丈夫な身体を作ることができます。
⑥生活習慣病にかかりやすくなる
閉経後は、女性ホルモンの分泌が少なくなるので生活習慣病にかかりやすくなります。
代表的な生活習慣病は次のとおりです。
○代表的な生活習慣病の種類
●糖尿病
糖尿病は血糖値が高くなることで引き起こされる病気です。
糖尿病になると血液中に悪玉コレステロールが増えるので血行がだんだん悪くなって動脈硬化を引き起こしてしまうことがあります。
●高血圧症
高血圧になっていると、だんだん血管が固くなっていきますので、高血圧が続くと血管が切れて脳梗塞や心筋梗塞になってしまうこともあります。ですので、閉経後は血圧計を買って毎日値を記録しておくことで、意識して少しずつ血圧を下げることができます。
生活習慣病にかかると命の危険にさらされることがありますので注意が必要です。
⑦うつ病
閉経後は、自律神経が乱れやすくなるので、気分が落ち込みやすくなるためうつ病になってしまう人もいます。
⑧ドライアイ
閉経後は、体力も落ち目も疲れやすくなるのでドライアイになってしまう人もいます。ドライアイになると目がゴロゴロとして長時間目を開けているのがつらくなります。
ご紹介した症状はほんの一部ですが、閉経後はさまざま変化が起きますのでひとつひとつの症状をしっかり理解して対処していきましょう。
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