子どもと気持ちや感動を共感する機会をたくさん持とう

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子どもの脳の配線は日々成長中ですから、同じパターンだけでなくいろいろな種類の配線を伸ばしてあげたいですね。大人になった皆さんはご存知でしょう。たくさんのことに興味を持ち、いろいろ深く感じ考察できる人は、ストレスにも強く、解決策を見出すのがうまいということを。
そんなふうに敏感でやわらかく、そして強い感性を持った人になるためには、特に成長時期である幼児や児童の段階でたくさんの気持ちを沿わせる声かけが必要だと思います。実は3人めのときにはこのあたりに手を抜いたせいか、いつでも得か損かを優先させ、自分のまわりだけしか見ない性格になってしまったような気がしないでもありません。もともとの個性なのかもしれませんが。

 
㈰日本の四季を五感で感じよう
子育てするにはよい環境と言われるところといえば、多くの人が自然豊かな地方を思い浮かべることでしょう。自然から得ること、感じることは限りないのだと大人になってこそ知ったのかもしれません。
たまたま夫の転勤で地方に住んでいたときに幼児だった上の子2人には、四季折々の変化を見せ、いろいろ声かけもしました。花や緑、空の変化を見、小鳥の声を聴き、花の匂いや雨の後の匂いなど、いっしょに味わいました。「きれいだねぇ」「いいにおいだねぇ」「あれ、このにおいは何?」とおしゃべりしました。仕事も十分にできない状況だったからこそ持てた時間でしたね。

 

㈪子どもの遊びの邪魔をしない
子どもが毎日同じ遊びを繰り返しているときに、もっと他の遊びに目を向けさせようとしてしまうときがあります。世の中に育脳をうたったおもちゃは数限りなくあり、あれもこれも体験させてあげたいという親心ですね。でも子どもが集中し遊び込んでいるとき、子どもの目の前には大人にはわからない広く深い世界があります。決して邪魔をしてはいけない世界です。
大人がすることはそれを見守ること。終わったときに共感してあげることだけです。「楽しかった?」「わ〜すごいね!」この見守り認める態度が、認められたという自己肯定の気持ちを育て「またしようね!」のひとことは次へのやる気を育てます。
大人の思いを先行させ、中断させられ、勝手に違うものを与えられたりすると、子どもの自信はしぼみ、やる気のない子になってしまいます。

 

㈫非日常に逃げない
特別な場所にいったり、特別なイベントに参加することは単調な子育ての中にあって心浮き立つことですが、それだけになるとそのためだけに日常があるかのような錯覚に陥ります。でも本当に心に残る瞬間は、おもしろい体験をしたときではなく、心がふっとなごんだとき、何かが心にしみいったときではありませんでしたか。嬉しかったとき、ほっとしたとき、前後のことは忘れてもそのワンシーンだけはいつまでも残っているものです。
変わらないことの繰り返しはやっぱり大事で意味あることです。特に子どもにとっては。安心できる、わかりやすい環境を作ること、これは大事です。次々と刺激を与えてすぎては、何も定着しません。

 
理想の父親像・母親像はそれぞれであってよいと思いますが、これだけは持っていたいと思うことは、共に何かに感動する瞬間を数多くもつことです。家族は一番小さな社会です。小さな子どもにとってはこの社会が世界のすべてともいえます。その社会の中で安心して過ごし、同じことを感じ微笑み合える時間を持つことは、子どもに落ち着きをもたらします。

感動を共有し微笑み合う瞬間を日常に当たり前に持つことが、子どもの育脳へとつながります。

エス

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辛かった時、周りの人に言えない性格で、名もなきサイトに救われました。このことを実感して私も誰かの心の重りを少しでも軽くできるように頑張って更新します。 初め...

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