ギャングエイジで親はクタクタ!ギャングエイジの子どもへの接し方
ギャングエイジとは、子どもが小学校3~4年生頃の時期を呼びます。この頃の子どもは、友達とグループを作り、閉鎖的な集団で行動をするようになります。グループを形成し仲間意識が強くなり、悪さやいたずらをする時期であることから、ギャングという名称が使われています。
ギャングエイジの子どもは、親や先生などへ反抗的な態度をとる場合があり、親にとってこの時期は精神的にもつらい時期となります。しかし、子どもがイライラしたり、大人へ反抗的な態度をとったりすることは自立の始まりです。自我が強くなり、自分の意志で行動することで失敗や成功を繰り返して成長していきます。そんなギャングエイジの時期に、親はどのように子どもに接したらいいのでしょうか。
1.話をしっかり聞く
ギャングエイジの子どもはイライラしやすく、感情のコントロールが上手くできません。そのため、大人への反抗的な態度が目立ちます。子どもがイライラしているときは、できないことが出てきて、ストレスが溜まっている可能性があります。
子どものイライラを解消するには、頭ごなしに叱ることはせずに、しっかり話を聞くことが大事です。言葉にすることで、子どもも気持ちの整理ができてスッキリします。しかし、この時期の子どもの中には言葉で感情を上手く伝えることがまだできない子もいます。その場合は、気持ちを相手に言葉で伝える能力を上げてあげることが大事です。子どもとの会話を増やし、コミュニケーションをしっかりとりましょう。大人との会話の中で気持ちを言語化することで、その能力は自然と高まっていきます。
また、子どもがしていることを否定することで、自信を失う可能性があるので、子どもの意見はしっかり受け止めてあげましょう。子どもの意見をしっかり聞いて、親は聞き役に徹することが大事です。
2.距離を保って見守る
今まで親にべったりだった子どもの反抗に、親も戸惑うことがあるでしょう。しかし、この時期は親も子離れのいいチャンスととらえて、距離を保って見守るようにしましょう。親に嘘をついたり、秘密を持ったりしても、しつこく追及はせず、ある程度は見て見ぬふりをします。過剰に干渉することは子どもが成長する機会を奪うことになるのでよくありません。
交友関係に口出しをすることもやめましょう。ギャングエイジでは子ども同士の付き合いで、人との間の取り方を学びます。気になる場合は軽く声掛けをして、子どもが自分から話したいようであればしっかり話を聞いてあげます
また、家の中が安心できる場所であるように子どもの居場所を作るようにしましょう。親にいつでもなんでも話せる雰囲気を作ることで、子どもも安心して自然にいろいろ話すようになります。
黙って見守ることは親にとっては非常に我慢が必要です。子どもを信じて、親がぶれないように見守りましょう。
3.行き過ぎた行動はしっかり注意する
なるべく見守ることは大事ですが、判断力はまだ甘い子どもなので、行き過ぎた行動はしっかり注意しましょう。多少のことに目をつぶっても、友達へのいじめ行為などには厳しく対処しましょう。自分の子どもがいじめにあっている場合は、子どもが話してくれるような環境を作り、話をしっかり聞いてあげます。あまり親が前面に出て解決することは避けましょう。大事なのは子どもがどうしたいかなので、しっかり話し合うことが大事です。
ギャングエイジの時期は、子どもの反抗的な態度に親もイライラしてしまいます。子どものイライラの感情につられないように冷静に対応することが大事です。年齢が上がると徐々に子どもの感情も落ち着いてきます。日頃からコミュニケーションをしっかりとり、子どもからなんでも話せる環境を整えておきましょう。
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