魔の2歳児、悪魔の3歳児に上手に向き合うには?
子育てをしているお母さんなら、”魔の2歳児、悪魔の3歳児”という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
聞くだけでも、ぞっとするこの”魔の2歳児、悪魔の3歳児”とは、いったい何のことなのでしょう。
そして上手に向き合ってこの時期の子どもとどのようにかかわっていくのか、話していきたいと思います。
そもそのなぜ”魔の2歳児、悪魔の3歳児”なのでしょうか。
これは自我が芽生え、自己主張をするよになり「いやいや」と言って駄々をこねるようになるイヤイヤ期や第一次反抗期のことを表します。みなさんが反抗期と聞いて思い浮かぶのは、中高生が両親に対して冷たい態度をとったり、反抗的な態度をとることだと思います。
これは第二次反抗期で、アイデンティティの確立や、大人と子どもの境目にきて心が戸惑っている状態が原因として挙げられます。
しかし、イヤイヤ期や第一次反抗期は自我の芽生えを原因とし、なんでも自分でやってみたい、という好奇心からくるものです。では、”魔の2歳児、悪魔の3歳児”とはどのように始まるのでしょうか?
例えば、今まで母親が靴をはかせていたのに、急に自分でやりたいと言い出し、うまくできずに泣き出す。手伝おうとしても怒って手伝わせてく入れない。というようなことがある日突然起こります。
一度始まってしまうと親がどんな声掛けをしても「いや!」としか返事が返ってこなくなります。「ごはん食べよ」「いや」「お風呂入ろう」「いや!」「ねよう」「いやー!」といったように返事がすべて「いや!」になることも珍しくありません。
こうなってくると親も余裕がなくなって、ついつい怒ってしまいます。”魔の2歳児”の場合は怒られると素直に聞き入れるか、泣き出すことが多いですが、”悪魔の3歳児”になってくると言い返すことも多くなってきます。
育児の中でも大きな壁となってくる”魔の2歳児、悪魔の3歳児”ですが、実は心の成長に必要不可欠なものです。自我の芽生え、自立心の始まりですので上手にかかわることで、子どもの自己肯定の気持ちをはぐくみ、自信に満ち溢れた子どもに育つことにつながります。
では、どのようにして付き合って行けばよいのでしょう。それは、命にかかわること、ほかの人を傷つけるいこと、それ以外のことであれば、子どもの気のすむまで好きにさせるといいでしょう。
この時期はしつけについても気になる時期です。食べ物の好き嫌いや、基本的な生活のことを身に着けてほしい時期ではありますが、”魔の2歳児、悪魔の3歳児”が始まったら、いったんしつけについては忘れてください。
子どもは自分のしたいようにします。それを否定されることなく大人に見守ってもらえることで自信につながり、自己肯定感を感じることができます。この時期に感じた成功体験が、今後の成長に大きく影響していきます。
いつまでも子どもの好きにさせて、本当にいいのか?という疑問もあると思います。
早けれ遅かれ、この時期は過ぎていき、どこかの時期で落ち着くことになります。3日で終われば、半年間イヤイヤいう子もいると思います。親もめげそうになると思います。偉そうにこんなことを書いていますが、私も子どものイヤイヤ期に苦労し、いつまでこんな生活が続くのかと感じていました。
私はこの時期どうしてもつらくなると、トイレにこもって気分転換をしたり、同じ育児中のママ友に話をしたりしていました。話して見るとみんな同じような体験をして共感してくれていました。
私だけついつい怒っているんだ、わが子だけこんなにわがままなんだ、と孤独を感じていましたが、話していくと孤独感から解放されました。みんなこの時期だけでなく、悩んだり、つらい思いをしたりしています。
孤独を感じず、今しかないこの時期を、楽しんで過ごしてみてください。
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