育児:ご褒美ほしさにやってしまった、子供にそれをやるとどうなるのか。

「これあげるからそれやって」と言われご褒美ほしさにやってしまった。という経験はありませんか。
大人はそれでもいいと思いますが、良いことも悪いこともなんでも吸収してしまう子供にそれをやるとどうなるでしょうか。

[お着替え編]
ある日の朝「お着替えをしたくない」とぐずっている子がいます。何を言ってもダメ。大好きなテレビをつけてみてもお着替えさせようとした途端泣きわめく。お母さんはお手上げです。そこで「必殺大好きなバナナ」登場です。さて、あなたはこのバナナをどのように使いますか。
「バナナあげるから、お着替えしよ?」そう言ってバナナをあげ、食べている隙にお着替えをさせてみましょう。お陰で子供はニコニコ。お母さんもニコニコ。「お着替えできてえらかったね~」なんて。さて、一度そんな甘い蜜を吸った子はどうなるでしょうか。
次の日も、バナナをもらえるまで泣きわめくんですね。なぜなら昨日、着替えしたくないと泣きわめいてみたらバナナをもらえたからです。しかもそのぐずりは昨日よりも激しくなります。あまりに激しく泣くのでお母さんは子供のぐずりに折れて、またバナナを持ってきます。そして昨日同様バナナを食べながらのお着替えタイムが始まります。次の日も次の日もそのまた次の日も。

[お出掛け編]
そんな毎日を送っていたある日、お外にベビーカーで遊びに出掛けました。遊んで疲れた子供はベビーカーに乗るのを嫌がります。お母さんの抱っこがいい!と。しかし家まで抱っこで帰るには遠い距離。お母さんとしてはベビーカーに乗ってほしいところです。そこでバッグをごそごそ。出ました「必殺おやつ]の登場です。「これあげるから、座って。」おやつを見た子供はご機嫌にベビーカーに座って、おやつを食べながらの帰路です。子供ニコニコ。お母さんもニコニコ。良かったね。
さてまた別の日です。お察しの通り、この子はベビーカーでお出掛けの度に必ずぐずるようになりました。なだめてもすかしても「抱っこしてあげるよ」と言っても全部NO!です。ほしいのは「おやつ」なんです。

[チャイルドシート編]
あるお出掛けの日。車内で泣いてぐずる子供。降ろしてほしい。抱っこしてほしい。狭い車内に響き渡る泣き声。仕方なく「今日だけよ」なんて言ってチャイルドシートから降ろしたらもう終わり。「泣けばチャイルドシートから降ろしてもらえる」と学ぶのです。子供に「今日だけ」なんてものは通用しません。
その日以降、車に乗せようとするとその子はぐずるようになりました。ある日はおやつをあげることで乗せることができるかもしれません。しかしおやつを食べ終わるとやっぱり降ろしてくれと泣くんですね。

[ではどうするべきなのか]
馬の鼻先に人参をぶら下げてはならないのです。あげるならば、人参は目的地に置いておくのです。
お着替えがしたくないとぐずるのであれば、お着替えが終わって朝ご飯を食べる時にバナナがもらえるようにするんです。お着替えしたくないとぐずるのであれば、そのまま放っておいてお母さんだけが美味しそうに朝ご飯を食べてしまいましょう。いつまで経ってもお着替えできないときは朝ご飯はなし!テレビも遊びもお出掛けもなし!お着替えができるまでは何もなしです。子供との根気比べになるかもしれませんが決して折れてはいけません。
どんなに時間がかかってもお着替えをできたならば、たくさん褒めてあげて下さい。こうすることで「ぐずってもだめなんだな。」ということを子供は学ぶのです。

ベビーカーの場合は、お出かけ前に子供とお約束をします。「公園にいくよ。ベビーカーにちゃんと乗れるかな。帰りも乗れるかな。できない人は公園には行けないよ」と。初めの日はぐずるかもしれません。でも「お約束は何だっけ?」とちゃんと乗れるまではそこから動かないのです。「お腹すいたね。お昼ごはん何食べようか。」「喉渇いたね。帰ったら氷の入った冷たいお水飲もうか」など、家に帰りたくなるような言葉掛けで子供をその気にさせてみて下さい。
ベビーカーに乗ることができたら、たくさん褒めて「また公園に遊びに来れるね」と次の楽しみをあげましょう。

チャイルドシートの場合も同様です。
乗る前にお約束をします。「どこに何をしに行くのか」目的を伝え楽しみを作り「帰りもきちんと乗れないと行くことができないよ。」と伝えます。そして車の中ではどんなに泣いても走行中はチャイルドシートからおろしてはいけません。もし降ろすのであれば車を安全な場所に停めてからにしましょう。そしてこう伝えます「座らないと車が動かないの。」と。

[最後に]
子育ては体力も精神力も使います。ぐずる子供との対決は本当に長い根比べです。その日の予定が全てダメになってしまうかもしれません。しかしその子の根底に「ダメのものはダメ」を築くことが今後のその子の為にもなっていくのではないでしょうか。

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